PSHのいない世界

青天の霹靂。

青い。いい写真だ。


かつての東宝映画にギューちゃん(加東大介)がいなかったら、多くの作品が大変なことになるけど。ハリウッドも頭を抱えてるんじゃなかろうか。大きく揺れ動く身体と小刻みに震える金髪が脳裡に浮かぶ。

バウスのハル・ハートリー特集、私が行った回には20代の学生らしき人がポツポツいました。『アンビリーバブル・トゥルース』、平日の夜。エイドリアン・シェリーもロバート・バークもいい顔してる。オードリーのお父さんと元カレ君のド突き合いがコミカルで、上の写真のフィリップ・シーモア・ホフマンジョン・C・ライリーのようだった。帰り道に久々の井の頭線で渋谷TSUTAYAへ。すごい!!増村の『曽根崎心中』が!!3本とも全部借りられている!!…としばらく見ていたら、ひょいっと店員さんが目の前に戻ってきたものを差し込んでくれたのでレンタルできた(笑)
そして開始10秒で予告編の不安が払拭されたジェームズ・グレイ×ホアキンの『エヴァの告白』が、あまりに良くて溜め息で耳の穴の奥まで震えて…。全身全霊で味わって打ちのめされ、これぞ究極のド突き合いや言うもんを目の当たりにして来た。JG作品の色んなことを垣間みた気がして、すぐさま『Two Lovers』を見返したくなる。映画ってこんなことも出来るんだ、という新鮮な気持ちに立ち返りました。また改めて書くとして。今年は『ビフォア・ミッドナイト』と『エヴァの告白』を大切に、まだまだ噛み締めながら暮らします。それにしても…男性のTwinもので、こんなにも妖艶な物語が生まれようとは。ブロンド/ブルネットの女性やなくて、ホアキンと目キラッキラのジェレミー・レナーやのに……。